改めて知りたいクレジットカードの支払方法!リボ払いは危険?

改めて知りたい!クレジットカードの支払方法!リボ払いは危険?

クレジットカードを持つことになったものの、支払い方法を聞かれて一瞬焦ったという方も少なくありません。
また、ネット通販などで支払い方法を選ぶ際にどの支払方法が便利なのか迷ったという方もいるはずです。
そこで今回は、クレジットカードで利用できる支払方法を紹介し、そのメリットやデメリットを解説します。
さらにリボ払いは本当に危険なのかということについても触れていきます。

クレジットカードで利用できる支払方法5種類!

最初にクレジットカードで利用できる支払方法について主な方法を5つ紹介します。

  • 1回払い
  • 2回払い
  • 分割払い
  • ボーナス一括払い
  • リボ払い

まず、1回払いは、文字通り1回で全額を支払う方法です。
手数料がかからない方法ですが1回ですべての利用金額を支払う必要があります。
支払時期はカード会社によって異なりますが、たとえば、1/16~2/15分の支払いであれば、3/10に支払うといった形になります。

次の2回払いは、2回に分けて支払う方法です。
こちらも手数料が発生しないことがほとんどで、気軽に負担を減らして支払えます。
こちらも支払時期はカード会社によって異なりますが、たとえば、1/16~2/15分の支払いであれば、3/10に半分支払い、次の月の4/10に残り分を支払うといった形になります。
2回払いにしたらすべての支払いが半分に分けられるのではなく、2回払いを指定したものだけが分割される形です。
10万円の家電を2回払いにして、残りの支払2万円を1回払いにした場合は、最初の月の支払いが5万円+2万円の7万円になります。

分割払いは、3回以上の回数で分割する方法です。
こちらは、回数が指定でき、多くの場合3回、6回、10回と分けることができます。
ただし、いずれも手数料が発生し、分割回数が高くなるほど手数料が増していく仕組みになっています。
支払が簡単になるようにボーナス月に支払い額を多めにして回数を減らせる「ボーナス併用分割払い」も可能です。
さらに、特定の時期までに申請すれば他の支払方法になっているものを分割払いにすることができます(あとから分割)。

ボーナス一括払いは、手数料がかからない便利な支払方法です。
夏のボーナス時期や冬のボーナス時期の翌月にまとめて支払える方法です。
参考として、大手のカード会社の場合、次のような支払方法になります。

夏の場合12/16~6/15分の支払が8/10
冬の場合7/16~11/15分の支払が1/10

便利ですが注意点もあり、その点は後述します。

リボ払いは、利用額に関係なく一定額を支払い続けたり、パターンを変えたりして返済する方法です。
支払のコースや元金を変更できるのがポイントで、次の2種類があります。

  • 定額方式
  • 残高スライド方式

定額方式は、支払い残高に関係なく同じ金額を支払います。
支払元金(返済する本来の金額)を設定して返済をしていくのがポイントです。
支払金額を低く設定してしまうと、その分返済期間が長引くだけでなく手数料が増してしまいます。
残高スライド方式は、支払い残高によって支払金額が変化する支払方法です。
残高が増えるほど毎月の支払額が増加し、減るほど減少する仕組みになっています。

各支払方法のメリットを紹介

クレジットカードの支払方法にはそれぞれメリットがあります。
先ほど紹介した5つの方法のメリットを紹介しましょう。

まず、1回払いのメリットは次の2つです。

  • 手数料がかからない
  • すぐに支払いが完了する

手数料がかからないので、使った分だけの支払で問題ありません。
しかも使用時にポイントが加算されているので、ポイントの分だけお得に買い物や支払いができる点もメリットと言えます。
次に支払いがすぐに完了するメリットがあります。
そのため、いつ使った支払いを返済しているのか分からないという心理的なストレスが少ないのもポイントです。

次に2回払いのメリットは次の2つです。

  • 支払手数料が無料
  • 一回分の支払が少ない

2回払いも手数料が無料です。
そのため、気軽に利用できるメリットがあります。
もちろん無料なのでポイントの分だけお得に利用できます。
分割されているので支払いが少なめなのがメリットです。
1回払いと同じく手数料無料なのに、1月あたりの返済が楽なのは大きなポイントです。

分割払いにも、もちろん次の2つのようなメリットがあります。

  • 大きな買い物をしやすい
  • 指定した回数ごとに支払金額が一定

分割することで高額な買い物をしても月々の支払いが楽です。
2回払いでも負担が大きいと感じる方でも、より気軽に支払いができるのは、大きなメリットといえるでしょう。
次に支払い金額も一定額なので、次はいくら支払えば良いか分かりやすい点も魅力です。

ボーナス1回払いは、2つのメリットが魅力です。

  • 手数料がかからない
  • 支払日を大幅に伸ばせる

ボーナス1回払いは手数料がかかりません。
支払日を変更できる支払なのに無料で利用できるのは、かなりメリットがあります。
次に支払い日が大幅に伸ばせる点も注目といえるでしょう。
たとえば、12月20日にクリスマスプレゼントを購入しても、支払いは夏のボーナスになります。
ここまで支払いを伸ばせるのは大きなメリットです。

リボ払いは、次のメリットが2つ挙げられます。

  • 支払管理がしやすい
  • 支払方法を変更できる

リボ払いは自在な支払いができるメリットがあります。
一定金額を支払い続けるものや繰り上げ返済といった支払いで無理なく支払いができます。
途中から支払い変更をすることもできるので、まとまったお金が入った段階で一気に支払いを完了させることも可能です。

以上のようなメリットがあります。

各支払方法のデメリットとは?

クレジットカードの各支払方法にはデメリットもあります。

まず、1回払いは毎月の金額が異なるデメリットがあります。
月ごとに使った分がそのまま請求されるので、返済が難しくなる月や厳しい月が出てきます。
そういったことも多いので管理しづらい面も否定できません。

2回払いも、大きな買い物をした場合、支払いが大変になるデメリットがあります。
たとえば40万円の買い物をしたとしたら、次の月も20万円の支払いがやってくる点がデメリットです。

分割払いは手数料の存在がデメリットです。
カード会社によっては24回払いまで利用できますが、そこまで分割すると手数料が相当な金額になることもあります。
また、支払い変更ができないため、一度分割を決めてしまうと完済するまで同じ金額を支払い続ける必要があります。

ボーナス1回払いのデメリットは、先ほども紹介した通り、注意すべきものです。
たとえば、上限金額が50万円でクリスマス前の12月20日に40万円の買い物をしたとしたら、上限金額は実質10万円での利用で残りの8か月を乗り切る必要があります。
これは、未払金が40万円残っているためです。
支払が後回しになるのは魅力ですが、利用上限金額が支払い完了まで非常に低くなるリスクがあります。

リボ払いは、長期返済になりやすいので、手数料が高額になる傾向があります。
返済繰り上げなどですぐに返済すれば、分割払いよりも安価ですが、元金が減らない定額方式にしてしまうと、延々と手数料だけを支払うことになります。そのため、もし急に現金が必要になったとしてクレジットカード現金化を行うにしても、リボ払いは避けたほうが良いでしょう。
こういった点からネガティブな評判があるのです。
しかし、付き合い方を変えれば便利な方法なので、

リボ払いは危険?付き合い方を工夫すれば便利な方法!

リボ払いは、長期の支払いにさえならなければ、旅行やショッピングに利用しやすい方法です。
ポイントとして、次のコツを活かせば便利に利用できます。

  • 繰り上げ返済の利用
  • 定額方式の金額を高めにする

繰り上げ返済を利用してなるべく短期に返済しましょう。
時期に応じて支払額を少なめにし、ボーナスなどまとまった収入があったら、すぐに繰り上げ返済で残高を減らしていきます。
残高スライド方式ではなく、可能な限り定額方式で高めの支払金額に設定しましょう。
自在に変更できるリボ払い方式のメリットを生かして、なるべく早めに返済していくのです。

このように付き合っていくことで、長期の支払による手数料の高額化を防ぐことができます。
また、残高スライド方式は返済が徐々に楽になりますが、長期化しやすいので、なるべく定額方式を選んで支払いを短くするようにしましょう。

まとめ

クレジットカードには5つの支払方法があります。
いずれも様々なメリットがあり、当然リボ払いも魅力的なメリットが存在します。
それらのメリットを生かして、クレジットカードを便利に使うようにしましょう。